申請部からのご挨拶

長く日本で働いてもらうために

海外からの人材確保が日々難しくなってきています。彼らは日本だけではなく、ヨーロッパや米国そして韓国をはじめとする他のアジアの国々からの採用募集の条件とに日本を比べて面接に参加してきます。
いかにして日本で働く魅力を伝えるか、いかにしてこの企業で働く魅力やメリットを彼らに伝えるのかが、我々TNK協同組合の大きな役割の一つとなっています。
埼玉県の秩父で8年前に立ち上げました当組合が、御社に最適な外国人をご紹介していきたいと思っています。
何でもご相談ください。

申請部 ゾンドイ・オユンエルデネ

代表理事からのご挨拶

TNK協同組合を設立しまして、早いもので第8期を迎えました。
この間に、一番変わってしまったのは、アジアの国々と日本の給与差です。

私はそれ以前に、製造業で外国人の採用に関わっていましたので、トータルで10年程となりますが、アジアの国々を見てきました。その間に多くのアジアを中心とした国では給料水準が上がり、日本はその間、相変わらず給与は上がりませんでした。

彼らの国での給料と日本でもらう給料の、バランスが崩れてきたのです。

10年前はベトナムでは世帯の収入でも1万円から3万円といったところが多かったのですが、現在では1世帯で10万円を稼ぐ家族も増えてきました。そうなりますと、彼らが日本に来て苦労をしながら働いても、お金を残すという事ができない状況になったのです。手取り額が同じぐらいであれば、自分の国で働いた方が、家族と離れずにすみますし、日本で言葉の通じない苦労をしないですみます。

また、お隣の国、韓国では一般的に日本の手取り金額よりも2~3万円多いようです。彼らが日本と韓国を比べた場合、韓国に行きたいという気持ちもわからないではありません。加えて最近の傾向としてはドイツなどのヨーロッパの国々、あるいは北米のアメリカやカナダなどからの求人も増えてきています。そうしますと、日本での手取り金額はかなりハンデがありますね。

日本のアニメなどのコンテンツが好きで、日本に是非住んでみたいという強い意志を持っている人たちもいるにはいますが、彼らの目的が国にいる家族を養うため、奥さんや子供、あるいは両親や兄弟姉妹に至るまで、お金を送ってあげたいという事になりますと、手取りの額にこだわる気持ちもよくわかります。つまり、以前のように何が何でも日本に行きたい。日本で仕事をしたいというアジアの国々の若者は減っている事は間違いないのです。

どうしたら、日本を選んでもらえるのか、どうしたら日本で働いてくれるのか、そしてどうしたら長く働いてもらえるのか、どうしたら彼らが日本でキャリアアップを成し遂げて行けるのか、そしてどうしたらそのキャリアを自分の国に戻ったときに生かせるのか。そしてどうしたら、日本の受け入れ企業様が希望通りの人材を希望通りの人数採用することが出来るのか。
そんなことを日々考えています。

TNK協同組合
代表理事 大橋孝明